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2010年10月09日

第5回会議開催

メーリングリストで議事録送付されていますが、blogにもアップいたします。

■在京長崎うまかもん塾 第5回会議録
日 時:平成22年9月28日(火)18:30~20:30
場 所:市政会館 5階第1会議室
出席者:塾生20名、田上市長、用賀商店街振興組合・小林理事長、長崎市東京事務所(3名)
配布資料:①用賀試食会アンケート集計表(A4版・5枚両面)
     ②キトラス(チラシ・A4版カラー両面)
     ③長崎シュガーロードフェスタin出島(チラシ・A4版カラー両面)
     ④九州観光物産フェア・案内(A4版・1枚)
     ⑤ナガサキ インサイトガイド・広告(チラシ・A4版カラ―両面)
     ⑥岡本一宣の長崎じまん・企画展広告(ハガキ版・1枚)

●主な会議内容
1.長崎市長挨拶
・田上市長に当塾へ出席いただき、当塾に対する期待等、市長に御挨拶をお願いした。
(1)田上市長挨拶
・東京の塾の皆様と直接お会いしたいし、意見交換したい、との思いで出席いたしました。
・長崎サミット(4つの経済団体の長、県知事、市長、長崎大学長、の7名で構成)と言う会議体があります。3年前、専門家に委託して長崎の経済状況を分析したレポートを作ってもらいました。さらに長崎の「成長戦略」というものを作り、提言しました。それを動かす仕組みとして立ち上げた組織で、産官学が一緒になって、提言の実現に向けて取り組んでいるところです。
・この「在京長崎うまかもん塾」については、東京で長崎の事を考えてくれる人がいるということであり、大変ありがたく思っています。外部の人の知恵がないと長崎の発展は厳しいし、昔から外からの意見を上手に取り入れてきた街だとも思います。
・レポートの中では、長崎には良いモノ、技術はあるが、「外」への発信がされてない、外に向けて発信していくべきだ、との指摘がありました。確かに外向きの力は弱いと感じます。
・景気が厳しい中、長崎にもうまく回っている会社はいくつかありますが、みな外へ向かって出て行っている会社です。ここ3年は、市では外向きの会社を応援することをやっています。県外向けの商談会の支援、ISO取得の助成、ホームページ作成の支援などです。
・最近は「外」に出る事例もでてきました。ご参考にいくつか例をご紹介しますと、
① 長崎魚市場が中国上海に直営店を出しました。
② 「アジ茶漬け」が売れてます。テレビで取り上げられました。テレビの影響力は大きいですね。
③ 特産品開発で支援した「龍馬伝説カレー」
④ ハトシ:今いろんな店で取り上げて、ファストフード的な広がりを見せています。
⑤ 鯛の塩釜焼き
⑥ 長崎県漁連が築地に出店しています
⑦ かまぼこ:空港などで積極的に外に向けて展開しています
⑧ 長崎漁港水産加工団地協同組合も外に向けて展開を始めました。
⑨ キトラス(アンテナショップ):10月2日に博多にオープンします(配布資料参照)。
⑩ 長崎シュガーロード:売り出し中です
⑪ トルコライスの日(9月16日)を制定して拡販に努めてます。
・このように、外に向けていろんな動きを行っていますが、やはり「外」の皆さまからアドバイスをいただきたいと思ってます。この在京塾にも、市の水産農林の職員を出席させようと思ってます。やはり人的ネットワークが一番有効だと思っております。ぜひ皆様からのアドバイスを頂戴したいと思っております、よろしくお願いします。

(2)意見交換
(片山):アンテナショップを博多に出店されるとのことだが、東京にも是非出店していただきたいと
思いますが、いかがでしょうか?
(市長):いくつか理由がありますが、市単独で出店するのはやはり難しい。市の物産は限られるし、
例えば客にアピールする「酒」もない。県レベルであれば品物も多様になるので、県に相談し
たこともあるが進んでいない。福岡への出店は、長崎の動きに佐世保と雲仙が後から乗っかっ
てきた。福岡と長崎の繋がりは結構強い。長崎への観光客は福岡からが一番多い。長崎の人は
野球観戦に福岡まで出ていく。福岡出店には「リピーターを獲得する」というテーマがありま
す。また、福岡は韓国との繋がりが強い。福岡に出店することで、その繋がりを活用して韓国
進出の足掛かりにしようという考えもあり、「福岡と新しい関係を探る」こともテーマです。
 ※時間的制約があるため、これ以上の質疑は会議終了後の懇親会(市長も参加)に場を譲った。

2.用賀での試食会(8月28日)活動報告
・八児副塾長より、当日の写真をスライド上映しながら、試食会の様子等の報告がなされた。
・引き続き、花房様より、アンケート集計結果の報告がなされた(配布資料①参照)。
  ・会場の提供など、ご協力いただいた用賀商店街振興組合の小林理事長に感想をいただいた。
 <コメント等>
  ・すりみの揚げかまぼこは、関東では「さつまあげ」と認識される。
  ・味付けは「甘口」と評されると予想していたが、結果はそうでもなかった。
  ・歯応えは「良い」という評価が多かった。
  ・かまぼこは全国各地で作られている。鹿児島、小田原、長崎と食べ比べをしてもらうと味の違い
がはっきりするのではないか。
  ・4時間で240個売れた。生産者からは「よく売れたね」と驚かれた。
  ・「調理方法を教えて欲しい」という人が意外に多かった。
  ・地元の人に売ったため、商品の説明ができた。その点が売れ行きにもつながったのではないか。
 <小林理事長コメント>
  ・先週末にも地方産品の即売会をやった。長崎の品もおいた。「次はいつやるのか」と楽しみに待
ってくれている。「今日は「すりみ」はないのか」という客もいた。評価は高い。
  ・11月にイベントをやる。今後もコラボレーションをお願いしたい。

3.今後の活動予定について
  ・片山塾長より、今後の活動内容と日程について、下記の提案があった。
(1)<片山塾長の提案の骨子> 
   ・用賀の活動を踏まえ、世話人会で今後の活動方針を再検討した。
   ・10月9~11日、代々木公園で九州物産展がある(配布資料③参照)。
   ・11月6日、7日に用賀でイベントがある。再度、試食会&アンケートを行うこととしたい。
   ・12月も試食会を行う方針で、会場を探索中(平河町のゲストルームが候補)。
   ・試食会は年内で終えて、1月以降は3月の塾の成果発表に向けて「まとめ」に入りたい。
   ・ついては、11月以降の試食会に向けた準備として、塾生の皆様方には、10月に代々木公園で
行われる「九州物産展」を見学し、感想・意見・提言をレポートすることを塾の活動としたい。
   ・また、11月の試食会の食材を何するか、本日議論して決めたい。決まった食材の手配等を、担
当を決めてお願いしたい。


(2)意見交換
  ・片山塾長の提案をベースに、今後の活動について意見交換を行った。主な意見は以下のとおり。
  <主な意見等>
・長崎のかまぼこ店は中小零細がほとんど。高齢化も進んでいるが、子供は跡を継がない。外に向かって売らないのは、市内相手の商売だけで成り立つから。わざわざリスクを取りたくないという思いが働く。
・このままでは長崎でも作り手がいなくなるのではないか。地元長崎で、かまぼこブランド化計画が動いているが、中小零細をどのようにまとめるかが課題となっている。小田原にも見学に行った。
・かまぼこブランド化計画の流れの中で、中小零細会社が集まって、共通化商品を作る試みを行っているが、来年2月には共通化商品の試作品「おでんかまぼこ」ができる予定。
・長崎のネックは首都圏までの輸送コスト。それに比較して小田原は遥かに近い。さらに中小企業が個別に送るのではさらにコストアップとなる。せめて長崎の生産者側でネットワークして、まとめて輸送する方法はないのか。
・魚市場組合がある。そのような取りまとめを試みているはずである。長崎の式見には美味しいかまぼこがあるが、中小零細店ばかり。でも市内へ売るだけで十分成り立つので外に向けて売ることに欲がない。
・最近では国内だけでなく韓国など外国への拡販も視野にいれて動いている。
・自然食品を販売している知人がいるが、野母崎で商品を製造させている。商品価格は高くなるが、それでも買ってくれる客をつかんでいる。今の時代、安くして価格競争するよりも、おいしいものをブランド化して高く買ってもらう工夫をしたほうが良い。
・昨年、代々木の九州物産展を見に行ったが、いろんなモノ・コトが展開されており、ただ漠然と見学しても、とりとめがない。何か明確な課題を持っていく必要があると思う。
⇒11月のイベント(用賀での試食会&アンケート)に向けて、どのようにすればよいか、という視点で見て感想などレポートしていただきたいと思う。
・チャンポン、皿うどんは知名度が高い。知られていない品物を紹介して頂くとありがたい。
・チャンポンは長崎でも店毎に味が違い、統一できていない。関東に受け入れられる味を探すという話もあったが、迎合するよりも差別化が大事だと思う。自分は長崎の「竹輪」は、差別化されたダントツの品だと思う。歯応え、食感が全然違う。この食感を売り込んだらよいと思う。
・長崎シュガーロードの企画に乗って、お菓子を扱うことも考えてみたい。市外の生産地も含まれてくると思うが、それはそれで良いと思う。
⇒いろんな考え方、やり方があると思うが、今回は市の産品に絞りたい。また、我々は「自ら売りあげをあげること」が目的ではない。売れるようにするための提言をするのが目的である。
・10月の代々木の物産展では、いろんなブースでいろんな「売り方」がなされている。その「売り方」のうまい、ヘタが売れ行きを大きく左右する。商品をただ並べて売っているだけでは売れない。客を引き付けるには、「動き」が必要で、例えば、角煮まんじゅうをセイロで蒸かして湯気がもうもうと上がっているとか。同じ角煮まんでも、真空パックのものを並べているだけでは、動きがないので誰も見向きもしないし買ってくれない。食材選びと売り方は、重要である。

(3)決定事項
・検討の結果、次回以降の活動は下記の日程・内容で進めていく事となった。
●10月の塾活動:塾生は各自、九州物産展を見学し、レポートを作成する。
●11月の塾活動:用賀商店街のイベントに併せた試食会&アンケート調査を実施する。
       試食会の食材は以下のとおり(※カッコ内は各食材の調達担当)
       ①角煮まん(山島様)、②ハトシロール(赤石様)、③かんぼこ(内山様)
       ※日高様が食材メーカー探索の支援をやってくださる。
            各塾生もいずれかの食材調達に加わり、リーダーのもとで活動する。
            次回までにメール等で意思表示をすること(2つ以上への参加も可能)。


 ※追記:(会議終了後)
1)山島さん赤石さんは当日欠席だったが、翌日協力をお願いしたところ快諾いただきました。
2)食材調達担当のサポートとして世話人がそれぞれ3つのグループに入る。

 
4.その他
  ・長崎市東京事務所より、ナガサキインサイトガイドの出版と企画展の案内があった。
(資料⑤⑥参照)

※会議終了後、田上市長を囲んで懇親会を行った。
※懇親会において、塾長よりエプロンを作ろうという提案があり、田尾様にデザインをお願いすることとなった

以 上

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Posted by うまかもん塾ブログ at 21:59│Comments(0)
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