長崎のうまかもん かまぼこ からすみ だし しょうゆ ハム ちゃんぽん うどん カステラ etc...をご紹介します

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2010年08月29日

長崎うまかもん塾、用賀に来たる!

平成22年8月28日14時~18時、「ハロー用賀」において、用賀商店街振興組合さんとのタイアップによる長崎かまぼこの試食&即売会を行いました。





用賀の皆さんに、すり身の状態から目の前で揚げた熱々のかまぼこを試食していただき、アンケートをいただきました。
来客数は200人を超え、準備したかまぼこは完売!
アンケートも、お子さんからご高齢の方まで、総数185件いただきました。
用賀の皆さん本当にありがとうございました。
また、振興組合の皆さん、塾生の皆さん、暑い中お疲れ様でした。

終わった後のビールが格別でしたね!face02

写真はそのときの模様です。
レポートは順次アップいたします。










塾生一丸となっての試食会でしたが、特に準備の段階からご尽力いただいた、山内さん、山島さん、鳥居さん、小林さん、世話人の皆さん、ありがとうございました。  


Posted by うまかもん塾ブログ at 00:00Comments(0)

2010年07月23日

第3回会議開催

在京長崎うまかもん塾 第3回会議が以下の通り行われました。

■在京長崎うまかもん塾 第3回会議録
日 時:平成22年7月23日(水)18:40~20:35
場 所:市政会館 5階第1会議室
出席者:塾生17名、事務局2名
ゲスト:長崎漁港水産加工団地・谷川専務理事
配布資料:①第3回会議資料(A4・2枚両面)
     ②長崎漁港水産加工団地(パンフレット・A4版折込み)
     ③長崎海産物商品一覧(パンフレット・A4版綴)
     ④えっ!?電子レンジで焼き魚!?(パンフレット・不定形)
     ⑤長崎市特産品(パンフレット・A4・8枚)

●主な会議内容

1.塾の今後の具体的活動について
1)片山塾長より、今後の塾の活動の内容および進め方等について、第3回会議資料を使って説明
があった。
・第1回会議で、塾で取り組みたい内容について、私から一方的にお話しした。第2回会議では角煮まんを題材に、試食をやりアンケートを採った。その結果、塾の活動の方向性について確認したいという意見が多かった。よって、本日、資料として作成し再確認したいと思う。
・3月には活動結果を発表せねばならないので、その準備を考えると、実際に活動できる期間は年内12月までで、長いようで短い。よって内容を絞って取り組みたい。
(配布資料の説明)
・塾の活動そのものを楽しみつつ長崎を応援して行けるような内容としていきたい。
2)八児副塾長より、資料中の「塾ブログの活用方法」および「塾生間のコミュニケーション方法
について」部分に関し、説明があった。
また、「読者登録」がまだの方は、速やかに登録して欲しい旨、話しがあった。
(塾生総数47名、現時点の登録者数12名)
3)結論
・「本日の資料に記載された方法で塾の活動を行ってみること」が塾生に承認された。

2.生産者の生の声の紹介
1)長崎漁港水産加工団地・谷川専務理事をお招きして、配布資料②長崎漁港水産加工団地、③長崎海産物商品一覧に沿ってお話しいただいた。
以下、お話の中から。
・事業内容:当初は水産加工時の残さい処理を行う事業からスタート、現在では、水産加工品の販売も手掛けている
・長崎俵物:現在、100種類くらいある。百貨店向けに出しているが、値が高い。スーパー向けの価格ラインの商品も開発中。この秋発売開始する。
・焼き魚亭:当商品は電子レンジで生の魚を焼くことができる冷凍食品。東京はチルドが主流であり冷凍はない。チルドでコストを下げた商品に改良中。
・かまぼこ:生産額は県内約100億円、長崎市で60億円、そのうち15億円が東京方面に出荷されている。

2)引き続き、塾生と意見交換を行った。
 (中村氏):塾生には食品販売には素人の方も多い。塾での活動に当たり、ひとつの標として、現状や悩み、当塾への期待など、生の声をお聞かせ頂きたい。
 (谷川氏):長崎は、個性的な商品を作るけれども、スーパー向けの商品を作るのは下手。
       生産者と消費者の感覚は違う。消費者の望む味・値段に合わせた商品が必要。
       東京のバイヤーをつかまえて「こういうものを作れ」と言って貰いたい。
       あじ茶漬けや角煮まんじゅうはヒットしたが、買う立場からの商品開発が必要。
       ただ、量産できる会社は少なく、価格を下げるのは難しい。
 (中西氏):長崎の商売人はプライドが高いのか売るのが下手。成功しているリンガーハットや、みろくやは長崎の人ではない。
       先ずは、長崎人の気質・意識を変えてもらわないといけない。
       常々、アンテナショップを作るべきと言ってきたが、全く進展がない。
       県漁連は築地にショップがある。ホテルオークラで、県が業者を集めて商談会をやってはいるが。
       知事出席の大規模なパーティもやっているが・・・。
 (谷川氏):確かに売るのが下手。頼み込んで売るような努力が足りないかも。アンテナショップは
       福岡に食事・物販・観光を目的として3市共同で出した。理由は福岡は家賃が安いから。
 (片山塾長):各県の事情は聞き及んでいるが、アンテナショップはどこも赤字。宣伝費用として割り切れるかどうかだ。
        東京は家賃が高過ぎる。借りるという発想だから高いのであって、商店街や貸店舗とコラボできないか。
        本当はそこまで行きたかったが、困難な道のりなので今年度は目標を絞ることにした。

 (片山塾長):売るにはどうすれば良いか。それには差別化が重要。
        高級品は高級品で売れる市場が確実にある。高級品を買う人は、値段なんか見ていない。
 (谷川氏):三越と伊勢丹には卸している。
       安売りしても儲からないが、百貨店も売り上げが減ってきており、廉価品をスーパーに出せないかと考えている。
 (中西氏):忘れてはならないのは輸送コストが高いこと。
 (片山塾長):売る先は居酒屋チェーンもある。
 (谷川氏):和民(ワタミ)には卸している。それなりの評価を頂いている。
 (濵田氏):長崎に帰省した際には、長崎駅にあるまるなか蒲鉾で、大きな1本1200円の竹輪を買う。
       こっちの蒲鉾は軟らかい。長崎の竹輪はシコシコと弾力があり味がある。
       自分では大変おいしいと思っており、近所の人にもお土産としてあげているが、今度、感想を聞こうと思う。
 (谷川氏):蒲鉾は地域によって好みが違う。各地域で好まれる味が残っていると言ってもいい。
       長崎の竹輪は、地元であがった魚を砂糖を使わずに塩で味付けしている。
       長崎以外では砂糖を使い、それが焦げて焼け色になる。竹輪は日もちが悪く、賞味期限はせいぜい1週間くらい。
       輸送に2日かかり、賞味期限の3分の2が過ぎると(定価)販売できないので売るのが難しい。
 (濵田氏):現在は、全体的に軟らかいものが売れている。顎が弱くなってきているかららしい。
       売るときに大事なのはストーリー。年配の人をターゲットにするのなら、文字を大きく。
       ターゲットを決めて売るべき、長崎の水産品の場合、量販よりも口コミが大事なのではないか。
       売れるかどうかは、お客が商品を手にとってくれるかが重要。だから、大事なのはパッケージ。その辺を研究してみてはどうか。
 (片山塾長):物を売るには商品だけではない。アイディアが大事。そういうアイディアを企業の方々にフィードバックして行きたい。

3.今後の活動に向けて
 1)片山塾長より、今後活動は、以下を主テーマとしたグループを作って進めて行きたい旨話しがあり、どのテーマが良いか、参加者に希望を募った。グループ分けは欠席者も含め、別途決定するためここでは割愛し、テーマと補足説明を記す。
  [テーマ]
   ①長崎市の協力メーカーの発掘
   ②在京の協力バイヤー・卸業者の開拓
   ③在京消費者向けの試食会や催事会場の開拓
     試食の方法も含めた企画・実施。例えば持ち帰ってもらってレポートを集めるでも良い。
   ④在京の消費者モニターの開拓
     「こういうことを行えば東京の人も集まるのでは」といったアイディアも出して欲しい。
   ⑤ブログの管理・整理
   ⑥ブログの内容の集約

 2)今後は、全体で集まるのは月に1回程度とし、各グループで活動していく。

4.その他
 1)土曜日の開催について、土曜日は絶対出席できない方がいないか確認したところ、土曜日は絶対駄目という人はいなかった。

 2)今回から、名札を用意することとなった。

5.次回予定
  8月28日(土)に試食会を行う予定。
  詳細は決まり次第メーリングリスト・ブログ等で案内する。

以 上



(会議資料抜粋)


<塾の趣意>
1.塾の目的
長崎産の食品を関東地区で広く販売するための場所、方法などを研究するとともに、長崎と東京の食文化、味の違いなどにも着目し、関東地区の方々に受け入れられるにはどのような味・価格・流通の形態をとればよいかなど、さまざまな角度からメスを入れる。

2.活動内容(複数年度の活動を想定)
1)長崎の名産品をモニター試食活動を通じて関東人に知らしめる。
2)長崎名産品の販売方法の検索。
3)埋もれている長崎名産品の発掘。
4)長崎の味を変えることなく、関東人に受け入れが可能かの検証。
5)関東の物産販売業者の視点から捉えた長崎の味の調査。

<在京塾生(外の長崎市民)の思い>
・ふるさと長崎の活性化につながることなら、少しでも何でもお手伝いしたい。
・長崎にはうまかもんがいっぱいあっとに、東京人はいっちょんしらんし、売ってなか。
・販売不振がつづくデパートでも、地方物産展は相変わらず好調でドル箱だ。
 まだ知られざる長崎のおいしいものを探しだし、東京に紹介したい。
・長崎の物産館やアンテナショップは東京になか。作って欲しか。
・活性化をじげもんだけで考えても限界がある。東京人の応援団を増やさんば。

3.平成22年度の活動内容
「在東京の消費者を評価者とした長崎市産の商品に対する嗜好調査を行い、その調査研究の成果を長崎市の生産者にフィードバックする。」


○具体的活動方法
<長崎市の生産者の協力を得ながら>
1)長崎市内の食品メーカーに塾の趣旨を説明し、調査研究協力依頼(試食商品の提供協力)をする。(メーカーの検索は長崎市ブランド振興会会員名簿などを参考にする)
2)協力メーカーによって集まった商品の試食会を定期的に行い、塾生および塾生が募集した評価者によって、塾としての評価(味・価格・売り方の提案など)をする。
4)評価結果をメーカーにフィードバックする。(塾ブログにもUPする。)
5)年度末に蓄積された情報を整頓し発表。

<在京の卸業者・バイヤー・一般消費者の協力を得ながら>
1)長崎市の商品を取り扱う在京の卸業者や在京の食品バイヤー、塾生の在京の友人や家族等に塾の趣旨を説明し、調査研究協力依頼(評価者としての参加協力)をする。
2)在京バイヤー・在京卸業者・在京消費者の視点からの評価をし、今後東京で取り扱いたい商品や売りたい商品の紹介も同時にしていただく。
3)塾としての評価結果をメーカーにフィードバックする。
4)3)を行った後のメーカーの反応を、在京バイヤー・在京卸業者・在京消費者にフィードバックする。(塾ブログにもUPする。)
5)年度末に蓄積された情報を整頓し発表。

<塾生がやること>
1)東京で行われている長崎市物産の催事や長崎市の商品を扱う在京のお店などの訪問レポート、推薦コメント等をブログで紹介。(どうしても書き込めない人は、記事をメーリングリストにメールで投稿。)
2)調査研究に応じてくれるメーカーや業者等の検索。
3)試食会の会場検索や消費者モニター募集などの準備・当日の運営。
4)評価結果の集計、メーカー等へのフィードバック。
5)伝習所まつりの準備(冊子作成、パネル製作など)、発表。
※上記の項目ごとにグループ分けを行い、責任者を決め、それぞれの進捗情況を全体会議で発表する。

<日々の活動・会議・発表など>
1)東京にある長崎の食材やお店の紹介(ブログで随時)
2)グループ会議、責任者・世話人会議(随時集合)
3)試食会兼全体会議(毎月1回程度開催)
4)伝習所まつりでの発表(3月12日または19日(土) 観光通りにて開催。)

<塾ブログの活用方法>
1)塾のオフィシャルブログ“うまかもん塾ブログ”で、塾の活動状況、議事録などを発信する。
2)塾生は全員読者登録をする。→塾生同士の連絡手段に活用する。“うまかもん塾ブログ”への記事をUPするたびに情報を確認・共有できる。
3)検証対象商品については、“長崎食べ物横丁ブログ”という食べ物だけのブログを別途作成し、塾生は関心のある商品の記事へ自由にコメントを入れる。(扱っている店や調理方法、写真など)塾生以外の一般消費者やブログ読者のコメントも参考にする。
4)塾全体の定例会議にこだわらず、対象商品について行った小グループでの試食会や個人的な催事訪問などの活動も“長崎食べ物横丁ブログ”に投稿してもらう。(長崎に帰省したときの食事、東京にある長崎料理店訪問記・・など。)
5)上記の蓄積が年度末の総括、伝習所まつり等の発表の際の素材となる。

4.22年度活動目標
・嗜好調査の成果を、伝習所まつりで50品目程度発表する。
・長崎市産の商品を東京に知らしめるための仲間を集める。
1)長崎市の協力メーカーの発掘
2)在京の協力バイヤー・卸業者の開拓
3)在京消費者向けの試食会や催事会場の開拓
4)在京の消費者モニターの開拓


5.塾生間のコミュニケーション方法について
1)塾生同士の連絡や、事務局・世話人からの連絡(メーリングリストで随時)
2)グループごとの活動報告(ブログで随時)
記事や意見、写真を塾ブログにアップする。
塾オフィシャルブログURL→ http://umakamon.noramba.net/

6.今年度取り上げる「うまかもん」候補(第二回会議での塾生アンケートによる)
1)角煮まんじゅう
2)ちゃんぽん
3)皿うどん
4)かまぼこ(あげかまぼこ)
5)かんころもち
6)カステラ(桃カステラ、鯉カステラ)
7)そうめん
8)うどん
9)ツバキ油
10)ハトシ
11)からすみ
12)あご(あご出し汁)
13)在京の長崎料理店
14)長崎○○と称する、地元にはない東京人向け商品


  


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2010年07月01日

在京長崎うまかもん塾 第2回テーマ:角煮まんじゅう

いよいよ始まった在京長崎うまかもん塾のテーマは、角煮まんじゅう

今回は2種類のメーカーから取り寄せた(一部ご提供いただきました。)
角煮まんじゅうを試食しながらの会になりました。

第2回会議録を書記としてご協力いただいた塾生の中村卓也さんが
まとめていただいたものをもとに、写真つきでUPいたします。

■在京長崎うまかもん塾 第2回
日時:平成22年6月23日(水)18:30~20:00
場所:市政会館 5階第1会議室

配布資料:
①角煮まんじゅう講演レジメ(A4・1枚)
②「角煮まんじゅう試食会」アンケート(A4・1枚)
③ 試供品提供先への生の声アンケート(A4・1枚)
④「将大」商品紹介チラシ(A4カラー・3枚)
⑤「長崎一番」商品紹介チラシ(A3カラー両面2ツ折・1枚)
⑥長崎県東京事務所メールマガジンへの登録のご協力について(お願い)(A4・1枚)


●本日の題材(テーマ):「角煮まんじゅう」




●主な会議内容

1.世話人挨拶
 ・八児氏より、片山塾長が出張で欠席のため、本日の進行役を代行する旨挨拶があり、併せて
  本日の予定について説明がなされた。


2.講演
・「角煮まん」を販売されている塾生・山島氏(米っこ本舗)より、「角煮まん」について講演をいただいた(別紙レジメ参照)。講演の主要な内容は以下のとおり。

<山島氏・講演内容>


・米っこ本舗は、東京で初めて「角煮まん」を扱った(と思っている)。

・角煮まんの起源:30数年前に岩崎本舗が製造販売を始めたと言う説や、中華料理屋のまかないとして
東坡肉(とうろんぽう)を中華まんの皮に挟んで食べたのが始まりという説がある。現在、10数社のメーカーがある。
味も大きさも各社各様。

・卓袱料理の角煮を手軽に食べてもらうために考案された。

・おいしさの秘密:角煮と似たようなものとして、中華の東坡肉(とうろんぽう)、沖縄のラフティーがある。
豚の三枚肉を使っているのは同じだが、皮つきを使っているのは長崎だけ。「脂はぎ」といって2~3回、
脂抜きをする。その分手間がかかる。その後、毛を抜いて秘伝のタレで煮込んで作る。柔らかく箸で切れるほど。
皮つき肉がおいしさの秘訣で、皮の内側にはコラーゲン・ゼラチン質がある。皮つきだと「脂はぎ」に手間が
かかるので、最近は皮つき肉を使う業者が減ってきた。

・知名度:岩崎本舗をはじめ、百貨店の催事で広めているのが現状。岩崎本舗は年商10億円、
こじまは約4億円と聞いている(オフレコか?)この2つが2大メーカー。米っこ本舗ではこじまの
商品を扱っている。こじまの社長は元板長で、伝統の味にこだわっている。

・味付け:東坡肉(とうろんぽう)は焼酎や紹興酒、八角などで味をつける。沖縄のラフティーは泡盛。
角煮は日本酒と醤油、に生姜、非常にさっぱりした味付けになる。

・本日の試食は、電子レンジで温めているが、ぜひセイロで蒸して食べて頂きたい。全く別モノの味わいになる。
米っこ本舗で店頭販売する際は必ずセイロで蒸している。

3.試食
 ・出席者全員、メーカー2社(ふくみ屋、将大)の「角煮まん」を電子レンジで温めて試食した。

4.意見交換
・講演および試食を踏まえて、角煮まんについて、各塾生より意見を述べてもらった(食べた感想、
商品に対する提案、角煮まんじゅうの思い出、等意見内容はなんでも可)。





(堀田氏):岩崎本舗の角煮を数年前に土産に戴いて気に入った。ご進物等で使っている。実は自分の会社がネットショップ事業を行っているので、そこに角煮まんを掲載しようと思い、社の審査メンバーに試食してもらった。が、没(不採用)になった。電子レンジでの温め方も悪かったのかも知れないが、味に対する東京の人の評価が良くなかった。また、価格の問題もあった。当該ネットショップは値ごろ感のあるものを選別して扱っているが、角煮まんは高級路線でカテゴリが違う。

(赤石氏):かまぼこの長崎一番に勤務している。角煮まんは約20年前に長崎で初めて食べたが、なんておいしいんだろう、と思った。電子レンジで温めると時間が経つと皮が固くなるので、袋がパンクするくらいのときが美味しい。かまぼこもそうだが、できたてがいちばんうまい。

(山島氏):セイロを使うと全然味が違います。

(赤石氏):ただ、やはり角煮まんは値段が高い。各メーカーで違うが、1個350円以上、デパートの催事では400円~500円で販売されている。ところが、最近は、スーパーマーケットで1パック3個入りで398円の角煮ドッグというのが販売されている。角煮は姿をとどめず崩れたものを使っているが、味は変わらない。廉価販売用にパケージも簡素化してあるが、手ごろな価格が受けてバカ売れしている。

(田尾氏):商業施設のデザインを生業にしているが、まさしく「売り方」が課題か。初めて角煮まんを食べた時、うまいと思った。ただ、家で電子レンジでチンして食べるとおいしくない。温め方の問題もあるが、すでに包んだものを温める、これが違っているのではないか。「角煮」と「まんじゅう」を別にパッケージして売る、そうすることで、高級感、高いお金を払う価値あるものとして認識してもらえるし、差別化ができるのではないかと思う。

(橋本氏):本場で食べるのと電子レンジで温めて食べるのとでは、食感が全く違うように思いました。

(赤石氏):以前リンガーハットに、角煮まんをメニューに入れて欲しいと投書したことがあるが、コストがかかりすぎてできませんとの回答があった。

(日高氏):銀行に勤務しており、角煮まんのメーカーさんとも取引があり、メーカーさんのお話を聞く機会も多いが、角煮は大量生産ができない、大量生産したいのだが、それをやると味が落ちてしまう、質は落としたくないので、大量生産できないと言われる。角煮まんは冷蔵か冷凍した状態で販売されているが、冷凍も冷蔵も不要なメーカーが1社だけある。

(松永氏):佐世保バーガーは東京でも食べさせてくれる店がある。角煮まんも食べられる店があると良いのではないか。どういう食べ方をすれば良いかプロが教えてくれて食べられる機会が持てる。

(野崎氏):角煮まんを見た友人から、ラフティーを挟んで食べるんだ、と言われたことがある。一般の人は、角煮もラフティーもさほど違いなく、二つが違うものという認識も持っていないように思う。

(大崎氏):角煮はそれ自体は値段が高いもので、それをカジュアルに食べられるように角煮まんができたということであるが、カジュアルで食べるには小さ過ぎ、小腹が空いた時に食べるには高い。もとが高級なのだから、高級なものとしての売り方を考えた方が良いのではないか。

(山島氏):角煮まんを買って下さる方はリピーターが多い。それはやはり、値段が少々高くてもおいしいから。角煮そのものは卓袱料理の中の一品であり、角煮まんもB級グルメの商品ではない。ところで、7月の17日18日に世田谷区の上町・代官屋敷で「ホタル祭りとサギ草市」があるが、そこで長崎の物産と角煮まん、かまぼこ等の販売をするので、よかったら是非お出かけください。

(不 明):横浜中華街に角煮まんのように、皮で挟んで食べる商品は販売されているのでしょうか?

(? ?):横浜にも無いと思います。

(? ?):いや、横浜中華街には1軒だけある。

(八児氏):さきほど、佐世保バーガーのように、食べられる店を出せば、というお話がありましたが、長崎に角煮まんじゅうを食べさせてくれる店、ありましたっけ?。

(長崎市東京事務所):長崎でも、角煮まんは販売しているだけで、食べられるお店はありません。

(花房氏):長崎の卓袱料理店で、初めて角煮を皮に挟んで食べた時は、なんておいしいのだろうと思った。その後何年かして、空港で角煮まんを食べた時は、残念だけど全く別物だった。

(田尾氏):角煮まんは、卓袱料理の角煮をベースにできた食べものだが、東京の人にとっては比較する必要は無く、単純においしいかどうかだ。ひとつの商品として、長崎をひっかけてどうやって売るか。同じ卓袱料理のハトシ(エビのすり身をパンに包んで(挟んで)油で揚げたもの)もテイクアウトで食べられる店が出てきている。同じように角煮を角煮まんという形でテイクアウトする、ということもありうる。

(中村氏):角煮まんを始めて食べたのは長崎空港で試食した時だが、なんておいしいんだろうと思った。子供も大好き。ただ、やはり高価なので、長崎に行った時にお土産に買って帰るもの、という位置づけ。坂本屋の角煮も土産に買うが、やはり1個400円から500円で高い。ただ、今日試食したのは皮がパサパサで残念ながらおいしくなかった。空港で試食したお店はセイロで蒸してあった。温め方が問題だと思う。家で温めるときは、小皿に水をはり、その上に箸を2本渡して、箸の上に角煮まんを載せて、皿ごとラップで包んで電子レンジで加熱する。小皿の水が水蒸気になり、蒸すのに近い状態になる。

(小林氏):本日の議論は、店を出す前提で話しているのか、それとも催事で販売する前提なのか。肉まんは1個100円でそこそこ小腹を満たしてくれる。主婦感覚としては、角煮まんはおいしいが、こんなに高いと普段買いはできない。一方、催事であれば、そのつもりで出かけてきているし、お金も持っているので買える。

(市原氏):角煮まんについて私の感想は、贈答等でいただくのはうれしいが、金を出して買う気にはなれない、というのが率直な感想。冷凍技術が進んで長崎の食べ物が今住んでいる千葉で食べられるのはうれしいが、やはり長崎のものとは違うようにも感じる。また、値段の割に満足感がない、という意見もでており、この点は研究の余地がある、ということかと思う。

5.まとめ
・次回以降の塾のテーマについてはまだ未定だが、名産品を取り上げていくことになると思う。
・塾生への連絡方法:メーリングリストを作成し活用する(塾生承認済み)。
・会議録等を周知する方法:塾のブログを立ち上げる(塾生承認済み)
・次回の開催日時、テーマはともに未定。塾の世話人で設定し、メールで連絡する。



  


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2010年06月10日

在京長崎うまかもん塾」 スタートしました!

平成22年度の長崎伝習所「塾」がいよいよ始まりました!

「長崎伝習所」とは、市民と行政が協働し、長崎を創造・発展させる場として
20年以上にわたって、「塾」というグループで、市民の皆さんが自ら企画し、
運営して、魅力的な長崎を創りあげるために活動です。

東京在住メンバーの塾のテーマは、『』!!
在京長崎うまかもん塾としてスタートします。

長崎の食材や物産などの「うまかもん」の魅力を関東地区で
積極的に発信して長崎ファンを増やしていくとともに、
生産者・製造者の販路拡大につなげることにより、長崎の活性化を図る。

というのがテーマです。



副市長もご参加いただきました。



さらに市長からお手紙をいただき、塾長と記念撮影です。



開会の後は、各塾生の自己紹介タイムです。





この後、片山塾長から今後の会の進め方や役割分担について、説明がありました。
次回からは試食会や品評会などが予定されています。

  


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