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2010年10月13日

九州観光・物産フェア2010レポート 田尾版

田尾です。10月9日、代々木公園へ行ってきました。
初日の龍踊りを見たくて9日を予定していたのですが、前日に仕事の連絡、
それも、9日の16時半から銀座で打合せとのこと。う~~~~~~icon08
これはもう、開会早々から行って、龍踊りを見るしかない。
雨模様で心配でしたが無事に龍踊りを見させてもらいました。
久しぶりの龍踊りに大興奮でした。052


さて本題の物産展です。
写真は撮っていませんので、野崎さんのレポートをご覧ください m(_ _)m

まず長崎関係から
■長崎市ブース...
昨年と同じく「カステラ」「あごだし」「びわゼリー」「ちゃんぽん、皿うどん」等の
お土産品的商材を紹介。
試食も行っていたが......やはり商品説明が必要だと思います。
分かりやすいPOPなどがもう少しあれば、見る側も楽しいかも。
実は佐世保の物産ブースも同じことが言えます。「かんころ餅」を前面に出していたのですが、
何の餅なのか説明を求める女性が居ました。

■佐世保バーガー
私が居た時は非常に客が少なく、呼び込みの声だけがむなしく響いていました。
佐世保バーガーは、注文を受けてから作るので、客が居ないと動きがありません。
ちゃんぽんもそうですが、今回、ちゃんぽんは他のものと一緒のブースなので、
他のものを見ている間に作れてしまいます。
バーガーだけだと、パテを焼く人、パンを焼く人、挟む人、包む人と、流され作業になり、
客が居ないときは、全面が閑散としてしまいます。
逆に人が並び始めるとその賑わいから益々人が並ぶ好回転に転じます。
常に人が並ぶ仕掛けを考えないといけない食材です。

■出島厨房....
今年も皿うどんを前面に出していましたが、結構人気があったようです。昨年は試食的な要素が
強く、200円で一かけら程の皿うどんで非常に貧弱でしたが、今年は600円(雨だったので500円
に割引)と非常に値ごろ感があり良かったと思います。
昨年は食べる気も起きなかったのですが、今年は買いましたface02(笑い)

長崎人として残念だったのは、売っている方が、「ソースか辛子いりますか?」と聞いているのが
とっても残念でした。思わず、「皿うどんにはソースでしょ~」と言ってしまいました。
皿うどんは元祖と言われる四海楼で当時流行のソースに合う様に作りだされた料理ですから、
皿うどんとソースは切り離せない物だと思います。face03  (これだけは譲れない)
是非ソースで食べることを勧めて欲しかったと思います。
ただし、出島厨房で出されている皿うどんは長崎のものよりは甘さが少なく、東京のかた焼き
そばに近いような味になっていました。ソースで食べるにはやや濃い味だったかもしれません。

■株式会社スズセン....みろくや、杉永蒲鉾、キリンフーズ
ここはみろくやの「ちゃんぽん」が昨年と同じく800円という強気な商売でしたが行列を作って
いました。昨年は冷凍パックをお湯で温めて丼に入れるという荒技?でしたので、長崎人と
しては食べる気がしませんでした。
今年は冷凍ちゃんぽんながら、鍋で作っていて、見え方としては良かったと思います。私は
冷凍ちゃんぽんに800円は出せないので食べませんでした。

ちゃんぽんの列に隠れていましたが、竹輪を焼いていたのには参りました。
とっても美味しそうでした。野崎さんのように思わず買いそうになったのですが、同じ値段の
「いわしげんこつ揚げ」の串を買ってしまいました。これも美味しかったです。
このようなイベントの時に「串」は非常に有効な売り方だと思います。
角煮饅頭は残念ながら、私が見ている間は注目を浴びてませんでした。昼どきなので
「がっつり」食べられるものの方が人気だったのかもしれません。

■株式会社 宇久食品
佐世保は牡蠣の売り出しに力をいれているようです。
「牡蠣ちゃん麺」はなかなか魅力的でした。「九十九島の牡蠣」と「長崎ちゃんぽん」と
「五島うどん」のコラボレーション。新しい名物になりそうな商品です。
関東には日清食品グループが経営する「味の民芸」という「うどんのファミレス」があります。
そこのメニューに「長崎ちゃんぽんうどん」という我々にとっては怪しげ(笑)なメニューがあり
人気があります。
http://www.ajino-mingei.co.jp/brand/
「牡蠣ちゃん麺」は「ちゃんぽんうどん」とは言わない奥ゆかしさ(笑)があり、非常に期待が持てました。

■対馬とんちゃん
韓国焼肉の流れの味付き豚の焼肉。
やはり「肉を焼く」匂いは最強です。
思わず買って食べてみました。
肉は柔らかく、タレが絶妙の味で美味しかったです。

次に他県のブース
■福岡県
ここは何と言っても「麦焼酎ブース」
九州各県の美味しいものをつまみに「福岡の麦焼酎をどうぞ」という感じで旨い戦略だと思います。
「大分の鶏唐」や「宮崎地鶏墨焼き」を持ち込んでの焼酎は酒飲みには最高です。
明太子ピザ、豚骨ラーメンにも人が多かったようですが、使い捨て容器で、トッピングがチャーシュー
とシナチクの博多ラーメンで700円は高過ぎる。
小倉焼きうどんは以前TVでも紹介されたB級グルメだが、特長付けがはっきりしない感じ。
印象は薄かったicon10

■佐賀県
今回は酒造メーカーと呼子のイカシュウマイが別々のブースで出店。
イカシュウマイは、商品自体が小さく、立ち食いのイベントのような場所ではインパクトがない。
また、まだ湯気が美味しさを感じさせる季節にはなっていない。
「酒類」は見た目の差別化が難しい。試飲によるPRはできるが、県の特色が出にくい食材である。
また、その他の食材との組み合わせにより、その良さが出てくるものなので今回は非常に印象が薄かった。
一緒のブースでPRすればもっとアピール出来たかもしれない。
今回一番印象が薄い県だったのではないか。
福岡県の上手さが際立つ感じがする。

■熊本県
熊本ラーメンの「来来軒」に列が出来ていた。
ハーフサイズくらいのラーメンで400円。
量を減らし、単価を下げることで、にんにくの匂いが気になる女性にも手を出しやすくしているのではないか。
こがしにんにくが特徴の熊本ラーメンを上手にPRしていたと思う。
「辛子れんこん」「馬肉関連」は定番化しており、これを狙ってこられているお客が多いようだ。
昨年はあまりPRしていなかったと思うが、「天草大王の炭火焼き」に人が並んでいました。
テント前での大声でPRしていたのが利いたようです。


■大分県
昨年は鶏唐、鶏天が非常によく売れていましたが、今年は周りの鶏肉が頑張っていたのか、
今一つ盛り上がりに欠けてました。
直火や鉄板で焼く肉に比べると、仮設テントの全面で調理するのが難しく、やや臨場感に欠けるようです。
また、椎茸ステーキやだご汁など特長はあるのですが、華やかさに欠ける食材が名物なのも印象が薄い
原因かもしれません。

■宮崎県
昨年のこのイベントでは網焼き地鶏をテント前で行い、大盛況のブースでした。
今年はやや控えめに展開していましたが、直火で焼く宮崎地鶏はかなりアピール度が高いです。
ただ、これ以外のものに魅力的なものが少なく、伝統的な料理の「冷汁」もやや寂しい感じでした。
私が帰った後、東国原知事が登場したので、ブースの方も盛りあがったかもしれません。

■鹿児島県
やはり、黒豚と芋焼酎がメイン。良いお酒との組み合わせがいい料理を持っている県はアピールしやすい。
串に刺した黒豚(600円位?)は大きく食べ応えがありそうだった。ちょっと高い気がするが、焼酎を飲みな
がら食べるには最高face05

■総評
今年は、その場で食べさせる為の作りになっているところが多く、最近流行りの「B級グルメ決定戦」のよう
な感じです。新しいブランド戦略に乗る商材にはよいと思います。
しかし、各県の伝統的な名産品のPRには新しさがなく、片隅に追いやられた感じです。流行ばかり追うと
いつか廃れます。歴史あるものは長い間その価値を認められているものですから、大事にしていく必要が
あります。この辺りのPRをどうするかだと思います。

昨年同様、福岡ブースに各県の名産品を持ち込んで、麦焼酎と芋焼酎を飲むつもりだったのですが仕事
の為断念074
その分ちょっと真面目に見学できたかも



Posted by うまかもん塾ブログ at 16:26│Comments(0)
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